ドイツ戦で決勝ゴールを決めた浅野拓磨(中央)に駆け寄る日本代表イレブン。スペイン戦でも大金星を… W杯1次リーグ第2戦を終えて1勝1敗で勝ち点3の日本は、12月1日(日本時間2日午前4時開始)の第3戦でスペインに勝てば無条件で決勝トーナメント進出が決まる。
初戦のドイツ戦のように再び大金星…となればいうことないが、可能性だけは探っておこう。負けたら敗退だが、引き分けた場合でもドイツ―コスタリカの結果次第で1次リーグを突破できる。では「1勝1分け1敗の勝ち点4」となった場合、過去のW杯ではどんなデータが残っているのか。
32チーム出場で4チームずつ8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出するシステムとなった1998年フランス大会以降、勝ち点3で1次リーグを突破できたのは同大会のチリ(3分)だけ。また勝ち点5以上で脱落したケースはない。ただ勝ち点4だと天国と地獄のボーダーラインとなる。これまで1次リーグを「1勝1分け1敗の勝ち点4」で終了したのは33チーム。このうち、決勝トーナメントに進出したのは約半分の17チーム。突破確率は51・5%だ。
悲しいゴールラッシュで知られるのは1998年大会のスペイン。1分け1敗の勝ち点1で迎えた第3戦はブルガリアを圧倒した。だが、自力突破の可能性が消えていたため、6―1で勝利したものの敗退した。このときは、2勝のナイジェリアを2分けのパラグアイが破り、勝ち点5で2位通過した。
今回の日本と同じシチュエーション、1勝1敗で迎えた第3戦を引き分ける場合はどうか。このケースは過去に8度。2002年日韓大会ではイタリアが突破、アルゼンチンが敗退した。前回2018年ロシア大会ではイランが泣いた。これらを含めて突破が4度、敗退が4度で確率は50%となっている。
この記事をシェアする