敗戦から一夜明けた練習で笑みを浮かべる長友。スペイン撃破で再び「ブラボー!」と叫んでほしい(撮影・村本聡) 日本は0―1で黒星を喫したコスタリカとの1次リーグ第2戦から一夜明けた28日、12月1日午後10時(日本時間2日午前4時)からのスペインとの最終戦に向けてドーハの拠点で練習を再開した。勝てば決勝トーナメント進出、負ければ敗退となる大一番。DF長友佑都(36)=FC東京=はオンライン取材に応じ「(相手の)隙が見えた」と強気に言い放った。ドイツとの初戦に続いて再びW杯優勝国から大金星を挙げ「ブラボー!」と叫ぶ。
再び〝ドーハの奇跡〟を起こす。痛恨の敗戦から一夜明け、DF長友はすっかり切り替えた表情だった。やることは決まった。スペインに勝つ、それだけだ。
「生きるか死ぬかの戦い。どれだけ強い気持ちで戦うか。気持ちが強い方が1次リーグを突破できると思う。覚悟を持って戦いたい」
0-1で敗れた27日のコスタリカ戦では後半36分にミスの連鎖から失点を喫した。E組のもう1試合でスペインはドイツと1-1で引き分けたため、第2節を終えて日本はコスタリカを得失点差で上回り、同組2位。12月1日(日本時間2日)のスペインとの最終戦で勝利すれば無条件で2大会連続の決勝トーナメント進出が決定する。
強敵の弱点を見破った。「明確にスペインの隙が見えた。チームにも共有して戦いたい」とニヤリ。敗戦後に気持ちを切り替え、宿舎でスペイン―ドイツを分析したという。「ここで言うと、メディアに出てスペインに情報が流れると嫌なので、言いたくない」とけむに巻いたが、3日後の決戦に向けた準備はすでに始まっている。
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