タイガースのミゲル・カブレラ内野手(ゲッティ=共同) 【ニューヨーク28日(日本時間29日)】米大リーグで史上7人目の「通算500本塁打、3000安打」を達成したタイガースのミゲル・カブレラ内野手(39)が、来季限りで現役を引退することが明らかになった。
この日カブレラは公式サイトのインタビューに応じ「来季が最後の年になると思う、一生言わないことだと思っていたが、野球にさよならを言う時がきたと思う」と笑顔で心境を語ったという。
ベネズエラ出身のカブレラは2003年にマーリンズでメジャーデビューし、同年のワールドシリーズ制覇に貢献。08年にタイガースに移籍し、12年には打率・330、44本塁打、139打点でリーグ45年ぶりの三冠王となり、MVPにも選出された。翌13年も44本塁打を記録するなど、3年連続で首位打者をマークし2年連続でMVPに輝いた。
昨季は史上28人目の通算500本塁打、今季にはメジャー史上33人目となる通算3000安打にも到達。オールスターは12度選出された。
今季は膝と腰の痛みをかかえながら112試合に出場し、打率・254、5本塁打、43打点。来季が8年契約の最終年だった。
カブレラは来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しない意向を示していたが公式サイトによると「プレーしたい。球団がチャンスをくれるなら僕は出る」と出場意欲をコメント。また引退後は若い選手の育成などでタイガースに残ることも検討しているとし「目標は野球界に携わっていくこと、僕は野球が大好きだからなぜ野球から離れる必要がある?」と将来の展望を語ったという。
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