韓国はチョギュソンの2発で同点に追いついたが…。GKジギ=アルラヤン(共同) サッカー・ワールドカップ(W杯)第9日(28日、ドーハほか)1次リーグH組では韓国(FIFAランク28位)がガーナ(同61位)に2―3で敗れ、1分け1敗の勝ち点1のままで、決勝トーナメント進出は厳しくなった。
初戦でウルグアイと0―0で引き分けた韓国と初戦でポルトガルに2―3で敗れたガーナとの一戦。お互いに勝たなければ1次リーグ突破が見えてこない中、韓国は試合を優位に進めながらも主導権を握られた。
前半24分、左サイドからのFKのクロスのこぼれ球を密集の中で押し込まれた。さらに34分、左サイドからのクロスを頭で合わされた。前半のショート数は韓国の5本に対してガーナは2本。その2本がタイミングよく決まってしまった。
しかし、韓国は後半反撃に出る。13分にチョギュソンが左からのクロスに頭で合わせた。さらに16分にもチョギュソンが再び左からのクロスにヘディングシュートで同点に追いついた。だが23分、ガーナのクドゥスに勝ち越しのゴールを決められた。その後は猛攻を仕掛けるが、ガーナの粘りに屈した。
10大会連続11度目出場の韓国は、これで1分け1敗の勝ち点1。これまで第2戦を終えて勝ち点1以下のケースは6度あるが、いずれも1次リーグで敗退している。
2010年南ア大会以来、3大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出へ。かすかな望みが残る中、12月2日(日本時間3日午前0時開始)のグループ最終戦でポルトガル(FIFAランク9位)と対戦する。
なお、今大会のアジア勢は各2試合を終え、イラン、サウジアラビア、日本、オーストラリアが1勝1敗。韓国が1分け1敗。開催国カタールは2敗で1次リーグ敗退が決定している。
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