コスタリカ戦から一夜明けて取材に応じる森保監督。ドーハの空のように澄み切った心境でスペイン戦に臨む(撮影・村本聡) 日本は0―1で敗れたコスタリカとの1次リーグ第2戦から一夜明けた28日、ドーハの拠点で練習を再開した。勝てば無条件で1次リーグ突破が決まる12月1日(日本時間2日)のスペインとの最終戦に向けて森保一監督(54)は、「勝って超える」と強気に宣言。初戦のドイツに続いてW杯優勝国を倒し、目標に掲げる8強入りを成し遂げる。
平常心で再び金星を狙う。悔しい敗戦から一夜明けた森保監督は、スペインとの最終戦に向けて力強く意気込んだ。
「激しい戦いの中で連係、連動しながらうまさを発揮できる世界最高峰のチーム。戦えることを楽しみに思う。勝って超えていきたい」
勝てば無条件で1次リーグ突破となる。GKシモンやFWオルモら相手の一部選手とは、延長の末に0-1で敗れた昨夏の東京五輪準決勝で対戦済み。「スペインの中心選手、戦術の確認はW杯前にしてある」と準備に抜かりはない。2試合を戦って1勝1敗の勝ち点3は想定の範囲内。「3試合を戦って初めて1次リーグを突破できると考えていた」と強調した。
27日のコスタリカ戦では、後半36分に主将のDF吉田が蹴った中途半端な浮き球のパスが相手に渡り、痛恨の決勝点につながった。この失点に絡んだ選手たちはSNS上で過度な批判にさらされている。森保監督は「選手のプレーの全ては私の責任。これまでマイボールを大切にするというコンセプトでやってきた。彼もギリギリまで考えた上での、あのミスだったと思う」と擁護した。
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