福原遥が空を飛ぶ夢に向かうヒロイン・舞を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜前8・0)で舞の航空学校の同期・吉田大誠役を務める醍醐虎汰朗のインタビューが29日、公開された。
--「舞いあがれ!」に出演することが決まったときのお気持ちは?
「出演が決まったときはやっぱりうれしかったです。『やったー!』という気持ちでした。朝ドラ出演は、僕自身も含めた俳優をやっている多くの人が目標にしていることだと思いますから。親孝行ができたなと思いました。いただいた台本を読んで、僕がそれまでに想像していた『朝ドラのイメージ』よりもはるかにキラキラしているな、という印象を抱きました。物語全体として見ればシリアスな展開もあるけれど、航空学校編はさわやかな空気のようなパートだと思います」
--ご自身の役柄についての印象は?
「『すごくいい人だな』と思うし、自分にはない部分をたくさん持った人だと思います。航空学校編の学生6人は役のイメージを膨らませるための『人生年表』をいただいたので、そこからシーンで描かれていない部分の吉田の人生を想像しました。たぶん吉田の母親もすごく優しい人で、息子にたくさんの愛情を与えてきたんだろうなと思います。育ってきた環境が優しい空間だったから、あの吉田ができあがったんだろうなと強く感じました。というのは、同年代の仲間と寮生活を送るなかで、母親が倒れたという知らせを受けたとしてあれだけ取り乱してしまうというのは、相当『愛』がないとできないと思うからです。普通はどこか恥ずかしい気持ちがあって格好つけたりすると思うんですが、そういうものを通り越して感情のまま行動するというのは相当に大きい愛だなあと思います。その部分をベースに、役を組み立てました」
--撮影現場の雰囲気や共演者のみなさんの印象はいかがですか?
「現場はとにかくなごやかですね。たぶん、座長である福原遥さんの人柄が与える影響がすごく大きいと思います。とてもホンワカしている方なので支えたくなるんですよね。本当にポジティブで、尊敬できる方です。5人の俳優さんたちとの共演は楽しいです。みんなそれぞれに演技のアプローチが違うのが面白いですね。ともすれば、自信家で嫌なやつに映ってしまいそうな柏木というキャラクターを、カラッとした硬派な男として作り上げる目黒蓮さんの演技には衝撃を受けました。佐野弘樹さんの、ドラマのセオリーとは少し違う、自由で自然で、映画に近い感覚のお芝居も大好きです。チームの6人はすぐに打ち解けて、『最初からなんでこんなに仲良くなってるの?』と不思議になるくらい、みんな仲がいいです。控室では本当に他愛のない会話をしているんですが、福原さんと目黒さんは天然よりのボケ、濱正悟さんもボケかな。僕と山崎紘菜さんは、どちらかというとバランサーというか、ツッコミ役ですかね」
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