12球団オーナー会議。ロッテ・重光昭夫オーナーはオンライン参加(ⓒNPB/BBM2022) 阪神は巨人主導の〝球界近未来図〟に違和感も不安感も感じないのですか―。プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)はオーナー会議(24日開催)で2024年シーズンからイースタンとウエスタンで計2球団を増やす構想を発表。ハヤテインベストメント社(本社・東京都中央区)が静岡市の清水庵原球場を本拠地に24年からイースタン加盟を申し出たことで、さらにもう一球団の加盟を公募(来春開始)するプランです。従来の新規加盟とは異なる「参加」という考えに基づき、預かり保証金など野球協約が定める計30億円よりも安価な費用で新規参入を公募するわけですが、2軍しか持たない球団経営の先行きは…。「球界の裾野を広げる」というならば選択肢は他にもあるでしょう。阪神は真っ向から声を上げるべきです。
■2軍限定で2球団新規参入 球界は新たな曲がり角に来ていると思います。日本球界を引っ張ってきた巨人が目指す「球界近未来図」がその輪郭をあらわにしてきました。24日に行われた12球団オーナー会議で発表されたのは「野球の裾野を広げるために~ファーム・リーグの拡大を図るNPBビジョン~」でした。
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