【ニューヨーク28日(日本時間29日)】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)が2年連続で最優秀DH賞である「エドガー・マルチネス賞」を受賞した。
今季、大谷は157試合に出場し、打者では打率・273、34本塁打、95打点をマーク。DHでは153試合に出場し、
4試合は代打で出場した。また大リーグは今季から先発投手が降板後も指名打者(DH)で出場を続けられる「大谷ルール」を導入。大谷は投手兼DHの「リアル二刀流」として28先発で166回を投げ、15勝9敗、防御率2・33、219三振の好成績を記録した。
2位にはアストロズのアルバレスが選出。今季レギュラーシーズン打率・306、37本塁打、97打点と大谷を上回る数字を残すも、外野としても出場したアルバレスはDHでの出場は77試合のみ。DHの成績は打率・299、19本塁打、52打点だった。エンゼルスの公式サイトによるとDHで19本塁打、64打点以上をマークしたのは大谷だけで「DHのみの数字を見ると、大谷が重要な成績の全てで大きくリードした」と受賞の要因を説明。AP通信では「大谷はDHの中で安打数、得点、本塁打、打点、四球と全てでトップ。また球団記録タイとなる6試合で複数本塁打、今季は18試合連続安打も記録した」と分析した。
1973年に設立された同賞は、DHとして100打数以上立った選手が対象で、番記者や放送関係者、球団広報など100人の投票で選出。2年連続で受賞したのは、2003~07年に5年連続で受賞したデービッド・オルティス氏以来2人目の快挙となった。
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