今季限りで現役生活に終止符を打った坂口智隆氏。第二の野球人生が始まる! さらば、ぐっち―。昨年までサンケイスポーツ特別版「丸ごとスワローズ」に連載していた「ぐっちSTYLE」が発売中の第68号で復活!! 今季限りで現役を引退した坂口智隆氏(38)が引退試合(10月3日、対DeNA、神宮)の裏側や、スワローズとファンの方への感謝を語りました。今後については指導者になるという夢を明かし、〝コーチ修行〟に励むことを宣言。ユニホームを脱ぎ、第二の野球人生が始まります。
10月3日の引退試合の朝は、どこか少しいつもとは違うなという感じはありました。違う気の入り方があったのかもしれません。神宮球場に着いて多くの花を見て、自分が野球を辞めるときにこんなに贈っていただけるなんてありがたいなと思いました。
第1打席。レフト前にヒットを打つことができて、素直によかった。ただ、どうやって打ったのかも、なんでレフトに飛んでいったのかも覚えていません。いつもなら、こういう意識で打ったからそういう方向に飛んだというのは覚えているのですが、それが全くなかった。20年間プロ野球をやっていればそういうヒットもあるんだろうけど、特別不思議なヒットでした。
一塁ベースで、多くの拍手をもらって、もちろん感動しましたけど、寂しいという思いのほうが強かった。こんなすごい拍手で最後を迎えられるんだなと。ユニホームを脱いでしまったら、個人に対して二度と数万人の方からこんなに拍手を送られることはないと思いますし、最高の拍手でした。
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