板倉滉、途中出場で存在感放つ三笘薫に言及「日本の強みであり良いボールを供給したいですが…」 日本代表DF板倉滉は、コスタリカ代表との試合後に反省を口にしている。
グループE初戦でドイツ代表に逆転勝利を挙げ、第2戦のコスタリカ戦に挑んだ日本。ボールを握りながら積極的に攻撃に出るが、なかなかゴールまでつながらない。すると82分、クリアがルーズになったところから最後はケイセル・フレールにネットを揺らされ、そのまま0-1で敗れている。
試合を支配しながらもゴールが奪えず、一瞬の隙を突かれて失点してそのまま敗れた日本。フル出場した板倉は「難しい展開になるのはわかっていました。チャンスは作らせていなかったですけど、最後の1本でやられてしまう。これもサッカーだなと感じましたね」とし、最後まで無失点で抑えきれなかったことを悔やんだ。
「想像以上にインテンシティは高かったと思うし、なかなかこっちの守備でもボールが奪えなかった。ただ、その中でもディフェンスの僕としては最後のところでチャンスを作らせていなかったし、そこまで嫌な感じもなかったので、このままゼロで推移していくことで間違いなく日本にチャンスが来ると思っていました。それを信じて後半もやり続けていました。でも、あの1本のシュートでやられてしまう。これがサッカーかと……もちろん、そこでディフェンス陣の僕としては我慢して、ゼロで抑えたかったなって思いは強いです」
またドイツ戦、コスタリカ戦と途中出場でチャンスを量産したMF三笘薫についての質問も。「もう少し使っていいのでは?」との問いに対し、板倉は以下のように答えた。
「そこは強さでもある。薫が最後に何シーンもチャンスを作っていました。もちろんそれは日本の強さでもあって、そこに良いボールを供給したいなという思いはあります。途中から出ると試合の見方も違うし、圧のかかり方も違うと思います。それは薫のところだけに限らず、(伊東)純也くんのところもうまく使えたらいいなと思ってましたし、逆に相手は5バックで最後はタイトに来ていたので、違った侵入の仕方、中から行けたんじゃないかなと思う部分もあります。本当にこれが悪いというのはなくて、常に状況あっての判断だと思うので、そこをみんなが落ち着いて効率高くできればチャンスをもっと増やせたと思うし、その辺は次に生かしたいなと思います」
1勝1敗の日本は、12月1日のグループE最終節でスペイン代表と激突する。ワールドカップ優勝経験を持ち、今大会でも注目の“ラ・ロハ”と決勝トーナメント進出をかけた大一番に向かうことになるが、「まだチャンスはある。ドイツに勝ってコスタリカに負けて、皆さんは下を向いてるかもしれませんが、選手はもう次のスペイン戦に向かっています。その辺は心配しないでほしいし、逆にみんなで一緒にスペイン戦を戦ってほしいなと思います」と力強く意気込みを語っている。(Goal.com)
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