女子フェザー級決勝で吉沢颯希に判定勝ちし、優勝した入江聖奈=墨田区総合体育館(撮影・中井誠) ボクシング・全日本選手権最終日(27日、東京・墨田区総合体育館)女子フェザー級の決勝が行われ、東京五輪金メダルの入江聖奈(せな、日体大4年)は、吉沢颯希(さつき、日体大3年)に5ー0で判定勝ちし、2年連続3度目の日本一に輝いた。
日体大の後輩との対戦。試合前には「フェザー級を継いでもらわないといけないので、試合の中で伝えられるものを伝えていきたい。でも勝ちは譲らずに」と話していた。激しい打ち合いを制し、威厳を示した。
大学卒業後は大好きなカエルの研究のため、東京農工大大学院に進学する。26日の準決勝後には、引退試合となる決勝に向けて「寂しさもあるけど、次の道に進む希望もある。日本一しか狙っていない。有終の美で。卒業式みたいな感じ」と意気込んでいた。
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