日本はブロックを作ってカウンター勝負に徹し、1-0で勝つくらいの心構えでいいと思う。コスタリカはスペイン戦で7失点し、勝たないといけない状況に追い込まれている。恐らく前半から飛ばして攻撃を仕掛けてくるだろう。
相手の攻撃陣は空中戦に強いので、そこは注意してほしい。2018年に日本と親善試合を行ったときの印象では、ボールを保持しながらパスをつなぎ、縦へのロングボールからチャンスを作っていた。身体能力が高く、セットプレーも強かったと思う。
日本は最終ラインと中盤で守備を固め、後半から攻撃のスイッチを入れれてほしい。前半と後半でガラリと戦い方を変えた、ドイツ戦のような展開でいいと思う。
あとは、ドイツから金星を挙げたことでチームに浮かれた気分が漂っていないか、そこは気になるところ。試合後に長友が「ブラボー!」と大はしゃぎしている姿を見て、少し心配になってしまった。まあ、ベテランだから気持ちの切り替えはできているだろうし、その辺は主将の吉田も心得ているだろう。
〝裏カード〟のスペイン-ドイツは、日本-コスタリカよりもキックオフ時間が遅い。先に裏カードが終わっていれば、日本は1次リーグ突破条件がはっきりした上でコスタリカ戦を戦えた。そこは少し残念だが、いずれにせよ勝って突破に近づいてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)
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