コスタリカ戦は難しい戦いになると思う。スペインに0-7と大敗した初戦を見たが、決して弱いチームではない。注意点を3つあげたい。
❶相手攻撃陣3枚を止めろ 2トップを組むキャンベルは典型的なフィニッシャーで決定力で勝負する。相棒のコントレラスはスピードがあり、左サイドのベネットとともに前線にスペースがあれば、走り込んでクロスやシュートを打ってくる。この3人の攻撃陣を自由にさせると失点する可能性が高くなる。センターバックを中心に徹底マークが必要だ。
❷プラン通り勝ちに行け 日本は初戦でドイツに2-1で逆転勝ちした。当初の想定ではドイツと引き分けて、コスタリカに勝利するプランだった思う。ならばプランを変更せず、予定通り勝ちに行くことだ。日本が押し込む展開になるだろうが、相手のカウンターに対し、最終ラインを中心に徹底したリスク管理が大切になる。
❸相手の狙いを感じながらプレーしろ 相手が初めから引いて守ってくるとは、考えない方がいい。例えば最初の15分は引いてきても、そこから攻撃的に転じることがある。スペイン戦を見ても、そんな狙いを感じた。決めつけて対応するのではなく、相手の出方を観察すること。前線からプレスをかけられ、不用意なパスミスから失点してしまう、なんてこともある。
とにかく勝利を目指してほしい。よもや負けるなんてことがあったら、ドイツ戦勝利のアドバンテージは吹き飛んでしまう。(サンケイスポーツ専属評論家)
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