前橋育英(群馬)との練習試合の九回にフェンス直撃の左越え適時二塁打を放つ慶応高・清原勝児 10月の関東大会で4強入りし、来春の選抜大会出場が確実視される慶応高(神奈川)が26日、横浜市内で前橋育英(群馬)と練習試合を行い、8-11で逆転負けした。
高校野球の対外試合禁止期間に入るため、ベストメンバーで臨む今年最後の一戦。西武、巨人などで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男、勝児(かつじ)内野手(1年)は「7番・三塁」で出場し、フェンス直撃の左越え適時二塁打を放つなど3安打2打点だった。冬場は「強いスイングを課題にし、体をつくりたい」とテーマを掲げた。
甲子園は和博氏がPL学園高時代に最多の通算13本塁打を記録した舞台。あまりの活躍に「甲子園は清原のためにあるのか」との名実況が生まれたほどだ。同じ右打者の勝児は「(実況は)もちろん、知っています。しっかり活躍して〝いわれてみたい〟」。鍛錬の冬を越え、聖地で名フレーズを再現する。(武田千怜)
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