優勝決定ともえ戦で阿炎に敗れた貴景勝(左)=福岡国際センター(撮影・安部光翁) 大相撲九州場所千秋楽(27日、福岡国際センター)貴景勝が大関の意地を示した。本割では4連敗中だった若隆景を強烈な張り手からはたき込んで雪辱。肩で息をしながら臨んだ三つ巴の優勝決定戦は、高安を変化で破った阿炎の立ち合いを警戒し、頭から当たれない。一方的に押し出されたが、9日目までに3敗しながら6連勝で優勝争いに絡み、出場力士最高位の責任を果たした。一方で、勝っても負けても応じてきたリモート取材には対応せず、ショックもうかがわせた。
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