公開された練習でボール回しをする久保(中央)。次戦は完全燃焼を目指す(撮影・蔵賢斗) 23日の1次リーグE組初戦でドイツを2-1で下したサッカー日本代表は25日、中3日で27日に行われる第2戦・コスタリカ戦に向けてドーハで練習を行った。初戦は前半で交代したMF久保建英(21)=レアル・ソシエダード=は、積極的な戦いを誓った。
第2戦のキックオフが午後1時のため、午前11時から行われた練習。まぶしい光を浴びながら、MF久保はボール回しで軽快な動きを見せた。コスタリカ戦に向け、コンディションは上々だ。
「初戦で勝ち点3を取れたことが大きい。想定以上の結果を得られたことで、(戦い方の)軌道修正ができたらいい」
初戦でコスタリカはスペインに0-7と大敗。ただ久保は「0-7は軽く事故みたいなものなので、2度、3度と起きるものではない」と分析。さらに「相手は後がないので、前から来ると思う」。本来のコスタリカは堅守が武器だが、1次リーグ突破のために勝ち点3を狙って攻めに出てくると予測した。
「前から来た方がW杯という舞台を考えても嫌。実際に勝ち点を拾っているのは前から行っているチーム」と久保。相手が攻勢に出ても引く気はない。「想定していたコスタリカじゃなくて、(日本は)速攻が増えると思う」。慣れない戦術を相手が取ればミスも増えるはず。日本が磨いてきた前線からのプレスで敵陣でボールを奪い、得点につなげていく。
ドイツ戦は3バックへの布陣変更もあり、前半のみの出場に終わった。「本来の自分を出し切れないまま終わった。チームのやり方としても、あそこまで引くことはないと思う。前でいつも通りのプレーをしたい」。久保がW杯初ゴールで、日本を1次リーグ突破へ導く。(山下幸志朗)
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