サッカー・日本代表公式練習(26日、カタール・ドーハ) 27日の1次リーグ第2戦コスタリカ戦に向けて公式練習を行った。DF山根視来(28)=川崎=は、初戦で左もも裏を痛めたDF酒井宏樹(32)=浦和=の欠場が濃厚となるなかで、W杯初出場に期待がかかる。
チームの危機に持ち味を発揮する。27日のコスタリカ戦が午後1時試合開始のため、まだ日の高い暑熱対策で午前に行われた前日練習。じりじりと照り付ける日差しの中で、DF山根は黙々と出番に備えた。
「中3日でずっと試合行われるので、どこかで(出番が)来ると信じて準備してきた。問題なくいけるんじゃないかなと思います」
1次リーグ初戦のドイツ戦では右サイドバック(SB)は主戦のDF酒井が先発。しかし、金星と引き換えに左太もも裏を痛め、この日の練習でも別メニューとなった。「あの場にいられたことがうれしかった。でも、やっぱりその中で自分が1分も試合に出ていないという悔しさも同時にあった」と山根。コスタリカ戦ではその悔しさを晴らすチャンスがやってきそうだ。
W杯前最後の親善試合となった日のカナダ戦(●1-2)では途中出場。9月のエクアドル戦(△0-0)ではフル出場するなど、しっかりと試合経験も積んできた。MF堂安やMF伊東ら右サイドの攻撃陣との連係もばっちりだ。「時と場合によってポジション入れ替えたりとかしてもいい」。J1川崎で今季3得点4アシストとゴールに絡んできた攻撃力でコスタリカのゴールに迫る。
「楽しんで自信持ってやるっていうことにフォーカスして準備していきたい」
初の大舞台で持ち味の3人目の動きなどで、世界を驚かせる。
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