輝(左)を攻める高安。はたき込みで破る=福岡国際センター 大相撲九州場所14日目(26日、福岡国際センター)初優勝を目指す平幕高安が輝をはたき込み、12勝2敗で単独トップを守った。大関貴景勝は王鵬を押し出し、平幕阿炎は関脇豊昇龍を引き落として3敗をキープ。優勝争いは3人に絞られた。豊昇龍と王鵬は4敗目。
千秋楽で高安が阿炎に勝てば初の賜杯。高安が敗れた場合、貴景勝が関脇若隆景に勝てば三つどもえの優勝決定戦にもつれ、敗れれば高安と阿炎の決定戦となる。
来場所の大関陥落が決まっている正代は関脇御嶽海を押し出して6勝目。御嶽海は負け越した。若隆景は勝ち越しを決め、今年の57勝目で単独での年間最多勝が確定。小結大栄翔は負け越し。十両は欧勝馬が3敗で単独首位に立った。
◆八角理事長(元横綱北勝海)の話「高安は肩に力が入り過ぎているような立ち合いだった。突っ張って、輝に土俵際で残されて焦った。貴景勝は大関として立派に務めている。阿炎に重圧はないと思う。千秋楽は面白くなるのではないか」
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