2014年12月にサンディエゴで行われたルール5ドラフト。日本でも今年は現役ドラフトに注目だ オリックスが、西武からFAとなった森と選手契約することが発表されました。
「これで吉田正がポスティングでメジャーに移籍しても、捕手の伏見がFA移籍しても大丈夫やな。いい補強やな」
ビヤ樽編集委員三木建次がうなっていましたが、阪神も岩崎、岩貞、西勇のFA組を全員残留させています。そして、今オフの注目はこうした大物FA選手の残留や移籍だけではありません。今年は、12月初旬に「隠れた逸材」の〝12球団一斉移籍〟があります。
16日午前8時(アメリカ東部時間15日午後6時)、米大リーグは「ルール5ドラフト」に向けてのプロテクト期限を迎えました。ルール5ドラフトは選手の〝飼い殺し〟を防止するための制度で、この日までに40人枠に登録されなかった選手は、ウインターミーティング最終日に行われるルール5ドラフトで他球団からの指名が可能になりました。今年は日本時間12月8日にサンディエゴで開催されます。
このリストに入っていない若手や3Aとメジャーを行ったり来たりしているベテランの中に、日本の球団が新外国人選手として獲得するターゲットがいることもあります。誰が指名されるかとともに、どんな選手が指名漏れとなるかにも注目していますが、その実態はあまり派手ではありません。何度か取材したルール5ドラフトは毎回、「パス」(指名なし)の連続でした。
エンゼルス…
「パス!」
アストロズ…
「パス!」
レッドソックス…
「パス!」
メッツ…
「パス‼」
「毎年こんな感じだよ。多いときでも17、18人。10人しか指名されない年もあった」
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