門別がサンスポの単独インタビューに応えた。自慢のクロスファイアでプロでも内角を攻めるゾ プロでもエグります! 阪神からドラフト2位で指名された門別(もんべつ)啓人投手(18)=北海道・東海大札幌高=がサンスポの単独インタビューに応じた。MAX150キロのストレートを駆使する北海道のドクターKは〝内角攻めが大好き〟と明かした。副将だった高3では、監督に進言して主将を練習から外した肝っ玉エピソードも語った。(聞き手・織原祥平)
――指名あいさつを受けて今の気持ちは
「実感がだんだん湧いてきました」
――東海大札幌高に進学した決め手は
「入学する前に今、ソフトバンクにいる小林珠維選手(20年D4位)と話す機会があって『すごくいいチームでプロを狙えるよ』といわれて。道内の高校からプロ野球を狙うのは厳しいかなと考えていたので、そのひと言で選びました。ファイターズジュニアで一緒だった(捕手の)唐川侑大から誘われたこともきっかけです」
――制球力の高さが評価されているが、そのために練習したことは
「右打者へのクロスファイアの練習だと、ブルペンで捕手の防具を左半身につけてもらって、当たっても大丈夫にして打席に入ってもらって、当てるつもりで投げたりしていました。高2のときですね。どのへんでボールを放せば、どのへんにいくというのが分かってきたので、高3になってからは普通に打席に立ってもらって、投げていました」
――内角攻めは好き?
「本当に楽しいというか、自信があります。そこで見逃し三振を取ったり、空振り三振を取ったり、一番できていたところだったので。野球をやっていて一番、気持ちいい瞬間が、クロスファイアで三振を取るときです」
――道内ではドクターKと呼ばれていた
「三振が取れれば一番いいけど、最初から三振を取りにいく配球をしてしまうと、球数が多くなってしまう。まず打たせて取るつもりで投げて、2ストライクになれば三振を取りにいく。高校ではそういうふうに考えていました」
――プロでも三振にこだわりたい
「今までの打たせて取るピッチングは通用しないと思うので、その部分は変えていかないといけないなと思います」
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