女子500メートルで3位になりメダルを胸に、撮影に応じる高木美帆(右)=スタバンゲル(共同) スピードスケートのワールドカップ(W杯)第1戦は11日、ノルウェーのスタバンゲルで開幕し、女子500メートルは北京冬季五輪銀メダルの高木美帆(日体大職)が38秒17で3位に入った。金旼善(韓国)が37秒55で優勝した。
女子のエース高木はW杯の500メートルで自身初のメダル獲得にも浮かない表情だった。北京冬季五輪で銀メダルを手にした種目に、スプリント力の強化を目的に本格的に挑む今季。10月の全日本距離別選手権より0秒01しか縮まらず「自分のベストができた時のレースに比べると、一つ一つのクオリティーがそこまで達していない」と反省しきりだった。
全日本距離別より最初の100メートルは0秒13速く、スタートの1歩目については「少しはいい感覚の出だしに近づいた」と収穫もあったが、満足はしていない。さらなる進化に向け「500メートルのスピードをつくりきれていない。コーナーでも課題があると感じる。うまく自分の中で消化し続けたい」と貪欲だった。(共同)
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