【ラスベガス(米ネバダ州)9日(日本時間10日)=山田結軌、丹羽政善通信員】米大リーグ各球団のゼネラルマネジャー(GM)、選手の代理人らが集うGM会議は2日目。オリックスからポスティングシステムによるメジャー挑戦を希望している吉田正尚外野手(29)の代理人を務めるスコット・ボラス氏(70)が取材に応じ、「どのチームも吉田のように出塁できる選手を必要としている」と明言した。
敏腕エージェントらしい、ただならぬオーラをまとい、ボラス氏がラスベガスの高級ホテルに登場した。吉田正の代理人を務めることになり、メジャー契約の締結に自信をみせた。
「今、(各球団で)リードオフマン(1番打者)が求められている。コンタクトがうまく、出塁率が高い選手は、こちらでも同様の結果を残せるという評価。まさに吉田はそういう選手なので、彼を必要とするマーケットは存在する」
今季の吉田正は119試合に出場し、打率・335、21本塁打、88打点。オリックスの26年ぶり日本一に大きく貢献したが、米球界では強打以外にも注目が集まっている。
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