第6競技区間で走行するトヨタのエルフィン・エバンズ。総合首位に立った=愛知県豊田市 自動車の世界ラリー選手権(WRC)の今季最終第13戦、ラリー・ジャパン第2日は11日、愛知県豊田市などで行われ、総合7位から出た勝田貴元(トヨタ)が5位に浮上した。第6競技区間では4位と好走した。エルフィン・エバンズ(英国、トヨタ)が総合首位に立った。
トヨタのエバンズは第4、5区間を制して総合首位に立ったものの、喜ぶそぶりは見せなかった。「今年も何度かラリーを引っ張ったが、最後に優勝したことはない。だからこの段階では(トップに)あまり意味がない」と慎重だった。
日当たりの違いにより路面状況が変化する林間コースを巧みに攻略した。2位とは3秒差で、残り2日間も接戦が予想される。今季初勝利へ向け「ベストを尽くし、あとは何が出てくるかを見るだけだ」と気を引き締めた。
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