ラスベガスで開催されているGM会議でツインズの前田健太投手について語るデレック・ファルベイ編成最高責任者(撮影・山田結軌) 米大リーグのゼネラルマネジャー(GM)会議が米ネバダ州ラスベガスで開幕、1日目はア・リーグの各GMが取材対応した。前田健太投手(34)が所属するツインズのデレック・ファルベイ編成最高責任者(39)が右肘手術から復帰を期す右腕について、開幕からローテーションの一角としてまわることを期待した。
「われわれは彼はフルシーズン投げられるとみている。もちろん序盤でどれだけ投げられるか、何イニングいけるかは見るが、シーズン終盤には長い回を投げてもらいたい。開幕時にはいける準備をしてもらいたい」
前田は9月にはライブBPといわれる米国流の打撃投手をこなすなど、実戦的な投球練習を再開。スライダーやチェンジアップの変化球も投げ、直球の最速は90マイル(約145キロ)まで回復している。来年、2月下旬から行われるフロリダ州フォートマイヤーズでの春季キャンプには、制限なく参加できる見込みだ。
「現時点ではわれわれは希望を大きく持って彼がどう投げるか、調子がどうかをもちろん気にしながら健康な状態でシーズンを終わらせることを期待している。春季キャンプでは、他の投手たち同様に準備すると考えている」
8年契約の最終年に臨むマエケン。メジャーのマウンドで完全復活する姿が待ち望まれている。
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