【ラスベガス(米ネバダ州)8日(日本時間9日)】米大リーグのゼネラルマネジャー(GM)会議が開幕。レンジャーズからフリーエージェント(FA)になった有原航平投手(30)、ブルージェイズ傘下3AバファローからFAになった筒香嘉智内野手(30)の代理人を務めるワッサーマンのジョエル・ウルフ氏(52)が日本メディアの取材に応じ、FA選手の状況を説明した。
--有原航平の希望は
「彼はフリーエージェントになったが、米国でプレーを続けたいという希望を持っている。彼からはメジャー契約できるチームを探してくれといわれており、さらに先発機会を求めている。そのチャンスはあると思うし、なんとかチームを見つけたいと思っている。彼は、日本の球団からオファーをもらっている。もしも望むようなメジャー契約を得られなければ、その選択肢を考えることになる」
--どんな契約を
「1年契約で力を証明し、価値を高めたいと考えている。リリーフでの契約やマイナー契約は考えていない」
--筒香嘉智については
「彼は、どんな状況でも決してあきらめない。だから私もあきらめずに、彼にチャンスを与えてくれるチームを見つけたいと思う。2021年の後半、彼はパイレーツに移籍してから、本来のスイングを取り戻した。だからこそ契約延長できたが、今年のキャンプで腰と臀部をケガしてしまった。それでもプレーを続けたが、大リーグでは通用しなかった。60-70%の力で通用するところではない。故障が癒え、リハビリを経て、再びメジャーを目指したが、十分な時間がなかった。でも、故障さえなければ、彼は十分、チームに貢献できると思う。彼はメジャーで通用する選手だ。だから、彼のためにチームを見つけてやりたい」
--日本からのオファーは
「多くのオファーがある。しかし、彼はこっちでプレーしたいという希望を持っている。彼は日本へ帰る前『なんとか、メジャー契約を探してくれ』と言い残していった。以来、定期的に連絡を取り合っている。彼は、時間がかかることも理解している」
--マイナー契約でも構わない
「メジャー契約を取れると確信している。しかし、1月の終わりまでにメジャー契約を結べなければ、どうするか話し合うことになるだろう」
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