今季、野手総合コーチとして14年ぶりに古巣に復帰したDeNA・石井琢朗コーチ(52)が6日、就任1年目を振り返り「種はまけたかな」と手応えを示した。毎日、練習前に野手全体に課題や取り組むべきことを明確に伝えるなど、精力的に意識改革に努めてきた。
来季の新体制ではチーフ打撃コーチとなり、得点力向上を目標に掲げる。「1点を確実に取る攻撃が大事になるが、そこに固執してしまうとDeNAの打線の良さがちょっと消えてしまう。どうしても春先から細かいところが先立ってしまっていた」と今季を振り返り「爆発的な攻撃力は魅力だと思うので、いいところは全面的に出しつつ、細かいところもできるように」と次のステップを見据えた。
〝ハイブリッド攻撃〟を実現し、25年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指す。(浜浦日向)
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