男子個人総合決勝 床運動の演技を終え、ガッツポーズの橋本大輝=リバプール(共同) 体操の世界選手権第7日は4日、英国のリバプールで男子個人総合決勝が行われ、昨夏の東京五輪を制した21歳の橋本大輝(順大)が6種目合計87・198点で初優勝した。日本勢の同種目金メダルは内村航平が6連覇を達成した2015年大会以来、7年ぶり5人目で、五輪と両大会制覇は内村に続く2人目の快挙となった。2連覇を狙った張博恒(中国)は、橋本に0・433点差の2位だった。
2連覇を逃した張博恒は着地の精度を敗因に挙げ「10点満点で5点。今日は橋本の演技が一番だった」とたたえた。
手首や腰のけがに悩み、9位の得点だった床運動の難度を上げられなかったという。「来年は金メダルを狙えるようにしたい」と王座返り咲きを期した。(共同)
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