木沢は今季、チームトップタイの55試合に登板した=9月24日撮影 リーグ2連覇を果たし、クライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いたヤクルトは、22日開幕の「SMBC日本シリーズ2022」で昨年に続いてオリックスと激突する。慶大から入団2年目の今季、中継ぎながらチームトップタイの9勝を挙げた木沢尚文投手(24)がこのほどサンケイスポーツのインタビューに応じ、大舞台へ向けた決意、飛躍につながった取り組みなどについて明かした。(取材構成・森祥太郎)
――日本シリーズ進出に王手がかかった14日の阪神戦で3点を追う六回にポストシーズン初登板し1回2安打無失点
「CSだからという緊張感はあまり感じることなく、マウンドに上がることができました。ビハインドだったので、これ以上離されないように何とかゼロで次につなぐという気持ちでした」
――短期決戦で重要だと感じたことは
「いつも通りやるのが難しい。経験もあまりないので、分からない部分も多いですが、必要以上に気合を入れすぎてしまうのではなく、いつも通り投げることが意外と重要かなと思います」
――今季はチームトップの55試合に登板し同トップの9勝を挙げた。接戦の場面での登板も多い
「シーズン前半は必要以上に点差を考えてしまっていたのですが、そうするとリードしている場面で投げたときに守りに入ってしまうのを感じた。後半戦からは点差に関係なく、一人一人を抑える意識を持つように変えました」
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