ラジオ大阪「ラジぐぅ」に出演し、淀川寛平マラソン出場を発表した大阪プロレスのゼウス㊥。(左から西川かの子、タコヤキーダー、ゼウス、アレス、石田靖。撮影・大澤謙一郎)
ギャラリーページで見る大阪プロレスの社長兼エースレスラー、ゼウス(40)が間寛平(73)がホストを務める市民マラソン大会「フジパンPresents第10回記念淀川寛平マラソン」(12月3、4日、大阪・淀川河川公園)に参戦することが5日、明らかになった。寛平マラソン主要メンバーの一人、石田靖(56)が出演するラジオ大阪「ラジぐぅ」に出演し、12月3日の小学生3キロの部に助っ人として出場することを発表した。同団体のタコヤキーダー(36)、アレスも出場する。
アントニオ猪木が好きで、プロレスラーになるのが夢だった番組MCの石田が「大阪プロレスは地域密着だし、寛平マラソンに似てる」と考え、6月の開催会見で出した公開オファー。人づてに聞いたゼウスは「話を聞いてめっちゃううれしくて(会見の)YouTubeを何回もみて、俺の名前が出てる!と友達に自慢しました」と快諾した。大阪プロレスの売りの一つが「ちびっこプロレス教室」で、興行先で好評を博してきたという。必殺技や受け身を伝授する訳ではなく、リング上でマット体操、でんぐり回りなど運動の基本動作を教え、最後はレスラーVS大勢の子供たちの相撲対決で盛り上げてきた。レスラーといえば、強面のイメージが強いが、覆面レスラーが多い大阪プロレスは人気者ばかりで、ちびっこの扱いはお手のものだ。
大阪城公園がランニングコースというゼウスは「10代の頃はめちゃくちゃ走りました。リフレッシュできるし、走るのが好き。競争やで」と仲間にハッパ。ちびっ子に人気の覆面レスラー、タコヤキーダーは「最後列の子供たちを励ましながら走りたい。全員走り切ることが重要。達成感を味わうお手伝いができれば。コロナでワイワイ楽しむことが少なかったと思うので、僕らも楽しみたい」と意欲。3月に加入したアレスは「楽しむのが大前提。マラソンに出るのは初めてなので、みなさんといっぱい触れ合いたい」と話した。
■「吉本新喜劇に出たい」
3月に続き「ラジぐぅ」出演2回目のゼウスは、親交の深い石田に野望を明かした。
「来年は寛平マラソンでプロレスをやりたいです。吉本新喜劇にも出たいです」。団体を引っ張る社長兼看板レスラーは「世の中に出ていけるものには、全部出たい」と闘志メラメラで、吉本新喜劇の間寛平GMに直談判しそうな勢いだ。10月8日に神戸ハーバーランド高浜岸壁で無料興行とちびっこプロレス教室を開催。同9、10日にはアゼリア大正で主催興行を行う。