そんな「来年に向けた監督・岡田さんの話」を現実に引き戻したのが、中野の先頭打者ホームラン。テレビ観戦していた虎党の中には「昨夜のリプレー映像?」と勘違いされた方も多かったのでは。仰天2試合連続の先頭打者アーチだ。
「僕は今岡さんの2試合連続初球先頭打者アーチを見てますよ。2003年(7月6、8日)だったなぁ。その日にマジックが点灯したんです」
19年前の夏の日の記憶が鮮明なのは部長・堀。当時は駆け出しのトラ番記者として闘将・星野仙一率いるタイガースを追い続けていた。迎えた7月8日。今岡の衝撃アーチなどで点灯したマジックは「49」。ことし、ヤクルトが7月2日に点灯して、03年阪神のセ・リーグの最速記録を更新してしまった。でも、ヤクルトは点灯後に消滅し、再点灯に苦労して。改めて、勝ち続けた「あの年のタイガース」の強さに思いをはせた。
堀部長の自慢話は、いつも景気が良くて、うらやましい思いをする。ちなみに、連続試合先頭打者アーチの日本記録は「3試合」。阪神時代の松永浩美が、神宮で記録している。私は目撃者だ!
そんなつまらない自慢話より、今の阪神だ。来年、中野が重要な試合で2試合連続先頭弾を打ってくれたりして。いや、来年の1番は近本か。岡田さん、教えて!
この記事をシェアする