巨人・高梨雄平投手(30)が28日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習に参加し、クライマックスシリーズ(CS)進出に向けて「熱くなりすぎない。やることをしっかりやる」と静かに闘志を燃やした。
レギュラーシーズンは10月1日からのDeNA2連戦(横浜)を残すのみ。残り1枚のCS切符をかけて阪神、広島と争う。
キャッチボールなどで調整した理論派左腕は「ここで頑張るというのは、学生でいったら『テスト勉強していないのに当日頑張ります』みたいな感じ。意識してやろうとする時点で普通じゃない」と平常心の重要性を説いた。
今季はチーム最多の58試合に登板し、2勝0敗、防御率2・14。夏場には志願の4連投に臨み、ルーキーの大勢や2年目の平内らが加わって若返った救援陣を支えてきた。
毎年「100試合登板」を目標に掲げている。「100試合投げるには、どういう体がいるのか。ばかげたことを真剣に逆算してやってきた。トレーニングはやってきたので、あまり疲れていない」と頼もしく語った。
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