ここまで12勝、防御率2・07、勝率・750で投手3冠のトップに立つ。8月2日の巨人戦(東京ドーム)で勝ったのを最後に7試合連続で勝ち星から遠ざかっているが「終わりよければすべてヨシじゃないですけど、最後にいいピッチングがしたい」。チームの勝利こそ最優先。自身に勝ちがついていないことは、笑い飛ばした。
この日、12勝で並ぶ戸郷(巨人)が中日戦(バンテリンドーム)で負け投手となった。「もちろん(タイトルを)取りたい」。ヤクルトに勝って13勝目をゲットすれば、2年連続最多勝はほぼ確実となる。そして、投手3冠も…。
「最後まで見に来てくれるファンがいる。『(先発が)青柳だから楽しみ』と(球場に)来てもらえるように。そういうピッチングをして、今シーズンを終わりたい」
関東の虎党がいつも熱い声援を送る神宮で強力打線を封じ込め、有終の美を飾る。(三木建次)
★伊藤将は2年連続2桁勝利へ意欲 28日のヤクルト戦(神宮)に先発予定の伊藤将は、キャッチボールなどで調整した。前回登板した21日の広島戦(甲子園)は自己最短の1回⅓を4失点でKO。「打たれているのは高め」と課題は明白だ。勝てば球団では藤浪、左腕に限ると江夏豊以来となる新人年から2年連続2桁勝利。次が今季最終登板となることが濃厚で「最低限2桁。あと1勝取れるように頑張ります」と力を込めた。
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