メジャーデビュー35周年記念公演を行ったBUCK―TICKのボーカル、櫻井敦司 21日にメジャーデビュー35周年を迎えた5人組ロックバンド、BUCK―TICKが23日、横浜市港北区の横浜アリーナで35周年記念の2夜連続公演をスタートさせた。
横アリでの公演は約6年ぶり9回目で、総立ちの1万2000人が迎える中、1989年にオリコンランキングで初1位を獲ったアルバム「TABOO」の収録曲「ICONOCLASM」で幕開け。ボーカル、櫻井敦司(56)が「いらっしゃいませ。楽しんでね」とあいさつすると、会場は興奮のるつぼと化した。
87年のデビューから35年。さまざまなジャンルを取り込んだ独創的な音楽で〝バクチク現象〟を巻き起こし、89年には日本武道館公演と東京ドーム公演を成功させるなど、誰一人変わることなくオリジナルメンバー5人で日本のロック業界をけん引してきた。
ステージでは90年にオリコンシングルランキングで初1位を獲得した代表曲「惡の華」や、21日に発売したベスト盤「CATALOGUE THE BEST 35th anniv.」に収録された新曲「さよならシェルター」を初披露するなどバンド人生を21曲で体現。12台のレーザーを使用し、巨大LEDと照明を駆使したド派手な演出でも観客を喜ばせた。
21日には昨年末の日本武道館公演のライブDVD「魅世物小屋が暮れてから~SHOW AFTER DARK~in 日本武道館」を発売し、10月13日からは約3年ぶりの全国ツアー(21公演)を開催する。
櫻井は「35年もやってきました。皆さんにお礼を一言、ありがとうございます」と感謝し、「10月のツアー、明日もあります。新しいレコーディングもまだまだあります。まだまだ行きます!!」と宣言。記念イヤーを迎えたレジェンドの勢いは止まらない。
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