(セ・リーグ、DeNA4-16ヤクルト、18回戦、ヤクルト11勝7敗、27日、横浜)村上だけではない。ヤクルトは助っ人も大暴れだ。三回。パトリック・キブレハン外野手(32)が左中間席へ来日初本塁打。七回にも左翼席へ、八回は右翼席へアーチを描き、1試合3本塁打をマークした。
「アマチュア、プロを含めて人生で3本塁打は初めて。一生、忘れられない日になりました」
メジャー通算10本塁打の右打者は、ホワイトソックス傘下3Aから4月にヤクルトへ。昨夏の東京五輪では米国代表として、決勝で日本に敗れたものの銀メダルを獲得。横浜スタジアムは、その舞台だった。
「五輪で負けた試合は悔しい思い出」と苦い記憶があるが、3本塁打を含む4安打3打点。九回の攻撃中、「今日の活躍でいい思い出もできたじゃん」と、五輪決勝で本塁打を放った村上に背中をたたかれ、良い思い出を上書きした。
3人の外国人野手がアーチそろい踏みだ。四回にオスナが15号3ラン、七回はサンタナが13号2ラン。7本塁打をかっ飛ばした打線は今季最多の23安打を放ち、同最多タイの16得点を挙げた。
高津監督はキブレハンについて「体勢を崩されながらも遠くに飛ばす技術、力は持っている。僕もうれしい」と称賛。続けて「サンタナ、オスナにしても一本、出たのは大きかった」と村上の後ろを固める大砲2人の復調を喜んだ。強力助っ人トリオの力も借りて優勝へ突っ走る。(横山尚杜)