オンライン取材に応じたラグビー7人制女子日本代表の中村知春(17日、オンライン) ラグビー7人制の国際大会「チャレンジャーシリーズ・チリ大会」で優勝し、来季のワールドシリーズ(WS)全戦に出場できる上位グループに4季ぶりに復帰する女子日本代表「サクラセブンズ」が17日、帰国した。オンライン取材に応じた平野優芽(ゆめ)主将(22)は「ほっとしている。明るいニュースを届けることができてうれしい」と実感を込めた。
14日までの大会でハードワークを貫いた。ポーランドとの決勝は、磨き上げたディフェンスで相手の攻撃を封じ、17―0で快勝。昨夏の東京五輪は5戦全敗で出場12カ国中最下位に終わり、巻き返しを図る中、メダル獲得を目標にする24年パリ五輪に向けて大きな成果を得た。
来季のWSは今年12月にドバイ大会で開幕するが、その前にW杯セブンズ(ケープタウン)が来月に控える。日本女子ラグビー界を長く牽引(けんいん)する選手兼コーチの中村知春(34)は「世界は甘くない。また頑張っていきたい」。満開の桜を咲かせるため、成長を誓った。(石井文敏)