つば九郎は主催2000試合出場を雨天中止で妨げられて「雨のバカー」と書かれたタオルを掲げた(撮影・今野顕) セ・リーグ首位のヤクルトは4日、中日戦(神宮)が降雨のため今季10度目の中止となった。
主催2000試合出場が5日の巨人戦(神宮)に持ち越された球団公式マスコット、つば九郎は「雨のバカー」と書かれたタオルを手にうらめしそう。現役時代からともに戦ってきた高津臣吾監督(53)は「やっぱり持っているね、つば九郎は。持っていないことを持っているという表現でいいのかな」と苦笑した。
七夕の短冊に「つば九郎2000試合出場阻止!!」と記していた指揮官。新型コロナウイルスの陽性判定から3日に復帰し、この日ついに達成と思いきや中止となり、SNSでは、ざわめきも起こっていた。
もちろん、これは冗談。高津監督は「楽しんでいただけたらと思って書いた」とし、「すごく人気もあるしね。長くチームを見てきた一人ですし、仲間の一人。いい形で飾ってあげたい気持ちはあります」と、マスコット界初の快挙を勝利で祝うことを誓った。
仕切り直しの一戦で目指すは4連勝。天気も心も晴れやかに、節目の日を迎える。(赤尾裕希)
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