アスレチックス戦の5回、中前打を放ち笑顔を見せるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同) エンゼルス7-8アスレチックス(4日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手(28)が「2番・DH」でフル出場し、一回の第1打席に左中間に先制23号ソロ。七回の第4打席に右越え24号ソロを放つなど5打数3安打2打点だった。打線も7本のソロ本塁打を放ったが、チームは7―8で打ち負けた。
7本の空砲…。チームにとって苦い一戦となった。この日の打線は大谷の2本に加えスズキ、ウォード、アデル、ウォルシュ、モニアクがそれぞれソロを放つなど計7得点。AP通信によれば1試合にソロ本塁打7本はメジャータイ記録。さらに7本塁打以外で得点が入らなかったのはメジャー初の珍記録だという。
しかし、この日は三回に投手陣が粘れず6失点を喫するなど同じア・リーグ西地区のアスレチックスに1点差で敗れた。1試合で7本塁打を放ちながら敗退したのは、メジャー史上6度目だったという。
同記事は「エンゼルスの今季はタイタニックが沈没するようだ」と表現。「5月15日にはアスレチックスを破り、同地区のアストロズと首位タイで24勝13敗だった。そこからチームは20勝48敗で借金17を抱えるまで急降下した。チームの悪化には14連敗、マドン監督の解雇、6月5日の敵地フィリーズ戦では八回の4点リードから逆転負け。6月には大乱闘もあった」と今季の出来事を並べた。
米ヤフースポーツ(電子版)では「エンゼルスは7本塁打を打ったにもかかわらず、チームは負けた。なぜなら、全てソロ弾で誰も塁に出ていなかったからだ。チームは歴史的才能を持ったスター選手を数人抱えているにもかかわらず負ける道を見つけてしまった」と皮肉った。
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