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日本ハム・新庄監督、ドラフトで陸上選手〝サプライズ〟指名計画「野球経験ゼロ、そこから鍛えていく」

日本ハム・新庄剛志監督

日本ハム・新庄剛志監督(50)が4日、今秋のドラフト会議(10月20日)で、異業種の陸上競技選手をサプライズ指名する可能性に言及した。就任2年目のチーム作りに新たなスピードスターを求めるもの。〝本気度〟を示すように、すでに稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(GM)、吉村浩統括本部長とも議論を重ねており、今後の動向が注目される。

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ドラフトもやはり〝新庄流サプライズ〟だ。「無安打で1点を取る野球」を理想に掲げる指揮官は、今秋のドラフト構想を明かした。

「陸上選手をドラフトでかけてもいいかなって。野球経験ゼロ、そこから鍛えていく。足は持って生まれたもの。遅い選手を練習させても速くはできないから」

今季のチーム盗塁数「49」はリーグ3位。重盗や走者を三塁に置いてのヒットエンドランなど足技を多用する中、来季はさらなる進化系として「(ヤクルトの)村上君が9人いた方がそりゃ強いけど、50メートル5秒台の選手を1~9番まで並べたチームを作ったら、めちゃくちゃ面白くなると思う。守ってる方は気持ち悪さがある。ソフトバンクの三森君と周東君、ロッテの高部君、嫌ですもん。ランナーに出てほしくないな、と」とのプランを描く。

実際、1969年のドラフトでは、東京(現ロッテ)が陸上男子100メートルの元日本記録保持者で64年東京、68年メキシコ五輪に出場した飯島秀雄を9位で指名した例がある。守備や打席には1度も立つことなく、代走専門として3年間で23盗塁、46得点を記録している。

日本ハムの韋駄天ナンバーワンは中学3年時の陸上全国大会でサニブラウンに勝った五十幡の50メートル5秒6。そのサニブラウン以外にも、山縣亮太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥…。陸上界の誰が日本ハムのユニホームを着ても、夢のまた夢が見られる。(東山貴実)

■異業種からプロ入りした主な選手

★やり投げ 日月鉄二(たちもり、旧名・哲史)は関東高3年時に南関東大会優勝、沖縄国体6位。1988年に練習生として西武入団。肩を痛め投手から外野手に。92年に支配下選手となったが、同年2軍で3試合に出場し引退。

★大相撲 市場孝之は中学卒業後、佐渡ケ嶽部屋に入門。「琴市場」のしこ名で序二段東42枚目まで昇格したが、けがで87年に廃業。国際海洋高を経て89年12月に練習生としてロッテ入団。92年に支配下となったが1軍出場なく93年に引退。

★大工 田畑一也は北陸銀行を退社後、実家の田畑建工で大工をしていたが、ダイエーの新人テストに合格し、92年D10位で入団。ヤクルト、近鉄、巨人を渡り歩き通算166試合で37勝36敗1セーブ、防御率4・14。02年に引退。

★ソフトボール 大嶋匠は早大ソフトボール部で大学通算80本塁打を記録した大型捕手。2012年にD7位で日本ハム入団し、通算15試合で打率・167、0本塁打、1打点。18年限りで引退。

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