来秋に実施される第100回箱根駅伝の予選会に全国の大学が参加可能となったことを受けて1日、大経大陸上部の青木基泰監督が電話取材に応じた。「出場できることはありがたいが、予選会に出る選手を10数名そろえるにはかなり準備が必要」と語った。
予選会は各校上位10人の合計タイムで選考する。「関東の強い学生と走ることはぜひ経験させたい」と出場に意欲を見せた一方、予選突破については「仮に関西学連の形で出場しても、厳しいくらいなのが現実」と話し、大きな力の差があるとした。
同じく電話で取材に応じた立命大の山菅善樹駅伝監督は「勝ち抜くかどうか以前に、年間のスケジュールとしてどう組み込むかが難しい」と懸念を示した。
予選会は全日本大学駅伝や出雲駅伝と近い時期に開催され、関東以外の大学は例年、それらの大会を目標にしてきた。山菅監督は「部員の数も決まっており、出るなら同じメンバーが連続で走ることになる。体への負担が心配」と説明した。(邨田直人)
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