故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・0)の第59回が30日、放送された。
※以下、ネタバレあり。
暢子(黒島結菜)は起業した智(前田公輝)の元を訪れると、智は働き過ぎで倒れてしまっていた。三郎(片岡鶴太郎)たちや和彦(宮沢氷魚)が手伝って智の仕事の穴を埋め、事なきを得る。暢子と和彦はその騒動を通して仲直りを果たすが、その夜、暢子は和彦と愛(飯豊まりえ)の恋人同士の模様を偶然目撃してしまう。その頃、賢秀(竜星涼)は偶然知り合った会社員の女性との片思いが急展開する…
良子(川口春奈)は叱った生徒が不登校になってしまう。授業中にその生徒に対して「ちゃんと前を向いて。何回言えば分かるの?」と注意し、廊下に立たせたが、実際は床に落とした消しゴムを拾おうとしただけで、頭ごなしに怒られたことで学校に行く気がなくなってしまったのだという。生徒は親にも理由を明かさなかったが、心を許している別の教員に明かしたことで問題が発覚。家では歌子(上白石萌歌)から娘の晴海が描いた絵を見せられ、「もっと甘えたいんだよ」と諭される…という展開だった。
公私ともに壁にぶつかる良子に対し、視聴者からはSNSなどで「復職したばかりの気負い?」「これで変化あるといいな」「隠し持ってる自分の至らなさと向き合わなきゃならない局面を、それぞれの性格に基づいたリアルさで突き付けてくるよね。ホント怖いわこのドラマ。(褒めてる)」などの反応があった。
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜(25)がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラ(63)が務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知(34)が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。
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