力投した原がチームトップタイの6勝目を挙げた(撮影・甘利茂) (セ・リーグ、広島2-9ヤクルト、11回戦、ヤクルト9勝1敗1分、29日、マツダ)ヤクルト・原樹理投手(28)が6回7安打無失点で2018年の自己最多に並ぶ6勝目(3敗)。大粒の汗をぬぐいながら、92球を振り返った。
「ゴロピッチャーなので、安打を打たれることは多いですけど、そのあとどうやって粘るかというところ。その辺はゲッツーとかでうまく切り抜けられたかなと思う」
打たせて取る投球スタイルなだけに、毎回走者を背負った。ただ、「最近あまりいい投球ができていなかったので、なんとしても守り切るんだと思って投げた」と力投。五回は2死一、三塁とされたが、中村健を空振り三振に抑えた。
期待を込めて報道陣の前で厳しい言葉を並べてきた高津監督は「6回を投げ切ったので彼にとっては100点。(自己最多は)素晴らしいこと。ぜひ自己新を狙っていただきたい」とさらなる成長を求めた。7年目右腕が進化の時を迎えている。
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