2軍で調整を続けているヤクルトのドラフト1位・山下輝(ひかる)投手(22)=法大=が、28日に埼玉・戸田球場で行われる社会人・バイタルネットとの練習試合で実戦デビューすることが27日、分かった。1イニング程度を投げる予定だ。
最速152キロを誇り、即戦力と期待された左腕だったが、昨秋に左尺骨を疲労骨折した影響で、春季キャンプから2軍スタート。徐々に練習強度を上げて調整してきた。17日に打撃投手を務め、打者2人に計40球を投げ最速148キロを計測。1月は「けがを治して、少しでも早く1軍で投げられるように頑張りたい」と意気込んでいただけに、大きな一歩となる。
同戦には、2020年に44試合に登板し、昨年9月に血行障害の一種である「胸郭出口症候群」の手術を受けていた長谷川も実戦復帰する予定。貴重な両左腕が、再スタートを図る。