故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・0)の第56回が27日、放送された。
※以下、ネタバレあり。
暢子(黒島結菜)は房子(原田美枝子)と二ツ橋(髙嶋政伸)に見守られ順調に料理人として成長していた。沖縄やんばるでは、良子(川口春奈)と石川博夫(山田裕貴)のふたりが、別居状態。夫婦の問題を抱えたまま和解することができずに過ごしていた。ある日、暢子はひょんなことから和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)が、まもなく結婚するのでは、ということを知ってしまい、もやもやした、今まで経験のない感情に襲われてしまう。
教員として復職した良子は娘の晴海を連れてやんばるの実家に帰っており、博夫との別居は継続中。働くことを石川家の面々が認めるまで戻らないと決めている。博夫は自身の両親を説得し続けているようだが…。ある日、良子を訪ねた博夫が「最近変わったことない?」と晴海について聞くが、良子はバナナを食べながら「バナナの味ならいつでも一緒」と素っ気ない。「だからさ、バナナじゃなくて…」と食い下がる博夫に、良子は「変わらないといけないのは博夫さんの方」と冷たく言い放つ。良子は学校でも後輩の教員や生徒に厳しく接していて…という展開だった。
義理の実家とは今も断絶状態のようで、視聴者からは心配する声が続出。SNSなどでは「良子ねーねの教師復帰はやっぱり強行突破だったんか」「石川家まだ認めてなかったんだね…」「別居婚というよりまんま別居だったのか石川夫妻」「石川博夫ちばりよー」などの声が挙がった。
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜(25)がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラ(63)が務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知(34)が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。
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