帝京平成大・河野和洋監督=神宮球場(撮影・山口泰弘) 東都大学野球リーグ春季入れ替え戦(27日、帝京平成大9-3成蹊大、神宮)千葉県リーグ2部から今春東都に加盟した帝京平成大(4部1位)が、成蹊大(3部6位)2回戦で逆転勝ちし、3部昇格を決めた。
一回に1点を先制されたが、直後の二回表に打者14人の猛攻で6安打9得点。23日に続いて成蹊大に連勝した。
明徳義塾(高知)3年時の1992年夏の甲子園で、星稜(石川)の松井秀喜内野手(ヤンキースなど)に5連続敬遠した投手で知られ専大、米独立リーグでもプレーした河野和洋監督は「やっと落ち着きました。打つ野球をやろうとやってきました」と送りバントをしない攻撃野球を実践し、春季リーグと入れ替え戦を通じて14連勝を果たした。
今春は4部からのスタート。今秋は3部優勝を果たし、入れ替え戦で2部昇格の青写真を描いており「1点をきっちり取りに行く野球をやりたいです」と気合を入れた。5連続敬遠から今年で30年。「もっともっと勝っていって、夏に5敬遠といわれないように頑張ります」と話した。