優勝杯を手に笑顔の木村彩子=千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ(撮影・戸加里真司) アース・モンダミンカップ最終日(26日、千葉・カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72)首位と6打差の9位から出たプロ8年目の木村彩子(26)=富山常備薬=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーで逆転し、念願のツアー初優勝を果たした。木村は強風の中、5番(パー4)で最初のバーディーを奪うなどスコアを2つ伸ばして前半をターン。後半も2バーディー、1ボギーで回り、ツアー160試合目で初の頂点に立ち、ツアー最高額となる優勝賞金5400万円を獲得した。
優勝が決まった瞬間、パッティング練習場で飛び上がって喜ぶ木村彩子=千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ(撮影・戸加里真司)首位から出て、76と崩れた、ささきしょうこ(26)=日本触媒=と70で回った西村優菜(21)=スターツ=が1打差の2位。さらに1打差の4位に山下美夢有(20)=加賀電子=が続いた。2位から出て11年ぶりとなるツアー通算2勝目を目指した金田久美子(32)=スタンレー電気=は77と大きくスコアを落とし、通算イーブンパーの7位だった。
■木村 彩子(きむら・あやこ) 1995(平成7)年11月2日生まれ、26歳。大阪・枚方市出身。千葉・聖徳大女高卒。10歳からゴルフを始める。2015年にプロテストに合格し、16年「ヨコハマタイヤPRGRレディス」でツアーデビュー。18年に初めてシードを獲得。昨季賞金ランキング32位(約6004万円)。趣味はEXILEのライブに行くこと。155センチ、50キロ。