水泳・世界選手権第5日(22日、ブダぺスト)競泳の男子200メートル個人メドレー決勝で、前回王者の瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=が1分56秒22で銅メダルを獲得。5大会連続のメダルとなった。アーティスティックスイミング(AS)のソロ・フリールーティン(FR)決勝は、乾友紀子(31)=井村ク=が95・3667点で制し、テクニカルルーティン(TR)との2冠。ASの日本勢で複数の金メダルは初めてとなった。
表彰台で安堵(あんど)の表情を浮かべた。瀬戸が200メートル個人メドレーで銅メダル。2013年大会から5大会連続のメダルを死守した。
「何とかメダルを一つ持ち帰れたのはここからパリ(五輪)に向け、いいスタート。人生をかけてパリまで頑張りたい」
2016年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎで金藤理絵を頂点に導いた東海大の加藤健志コーチに、今年から指導を頼んだ。モチベーション低下に悩み、同コーチに相談。「指導を受けたいなら東海大に来い」と言われた翌日にはプールに顔を出し、学生とともに汗を流してきた。
2年後のパリ五輪を見据えて泳ぎ込み、今大会に向けた調整はほとんどしなかった中で、成果を残した。出国前には「日本に戻ったら加藤コーチとの泳ぎ込み1年目を頑張る」と目を輝かせていた。28歳となった瀬戸が、泳ぐことの楽しさを心底感じている。
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