村上は八回にこの日2本目となる23号2ラン。4番先発出場の連続記録達成試合で大爆発した(撮影・松永涉平) ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が23日、中日11回戦(バンテリンドーム)に「4番・三塁」で出場。2020年6月19日の中日戦から331試合連続の4番先発出場で、アレックス・ラミレス(04年10月15日-07年5月16日)の持つ球団記録に並んだ。一回に今季4本目となる満塁本塁打。八回には23号2ランを放ち、4安打6打点の大活躍で10-0の勝利に導いた。首位独走中のチームは球団新記録の11カード連続勝ち越し。最短で今月29日に優勝へのマジックナンバーが初点灯する。
バンテリンドームに描かれたアーチが、快挙に花を添えた。一回無死満塁。村上が右翼席最前列に満塁弾を運び、自信に満ちた表情でダイヤモンドを一周した。
「勝負してくるだろうと思って、何とか走者をかえす気持ちでいた。芯だったので、いい角度で上がってくれました」
サイクル超えの大暴れだった。三回に右前打、七回は右翼線二塁打、三塁打が出れば、初のサイクル安打達成だった八回は、右中間スタンドに23号2ランを突き刺した。
1回、満塁本塁打を放つヤクルト・村上宗隆=バンテリンドームナゴヤ(撮影・松永渉平)4安打6打点の大活躍で23本塁打、62打点はリーグトップを独走中。打率も・314で、DeNA・佐野に次ぐ2位と〝令和初の三冠王〟も視野に入っている。満塁弾は11日のソフトバンク戦以来で早くも今季4本目。68試合目でプロ野球のシーズン記録に「1」と迫った。
日本を代表するスラッガーに肩を並べた。プロ3年目、2020年6月19日の開幕戦(対中日)から331試合連続の先発4番出場で、アレックス・ラミレスが持っていた球団記録に並んだ。初めは「大きく成長してほしい」という高津監督の願いを込めた4番起用だったが、331試合で想像を超える成長を遂げた。堂々と「チームを勝たせる4番になりたい。大事な場面、大事な試合で勝負を決める一打を放ち、チームを勝利に導くのが理想の4番像」と口にするようになった。
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