キックボクシングイベント「THE MATCH2022」が19日、東京ドームで行われた。オープニングファイトの53キロ契約3分3回延長1回は、メインイベントに出場するRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=の弟、那須川龍心(りゅうじん、16)=TEAM TEPPEN=が、K-1甲子園王者の大久保琉唯(17)=ウルフTEAM ASTER=に0-3の3回判定負け。プロ2戦目で初黒星を喫した。
大久保琉唯(右)の膝蹴りを浴びる那須川龍心「調子は良かった。勝ちたかったので悔しい。ダメージはまったくなかったが、バックスピンキックをもらって印象が悪かった」
身長165センチと大久保に身長で10センチ劣る那須川は、フィジカル差を埋められず有効打を奪えなかった。1回は大久保にワンツーと前蹴りで距離を取られ、2回にはバックスピンキックを被弾。天心がリングサイドからアドバイスを送ったが、兄に良い形でバトンをつなげることはできなかった。
「この負けを最後にしたい。次からはもっと強くなった僕を見せられるように」とボクシングへ転向する天心の真の後継者を目指す。
プロ戦績は那須川が2戦1勝1敗、大久保が2戦2勝となった。