作品を重ねるごとに成長する鈴木梨央。今作では小池らに呼吸法などを学び「たくさんのことを吸収させていただいています!」と笑顔
ギャラリーページで見る旬の人物やスターの原石を紹介する休刊日特別版だけの「ツキイチ」。第14回は、子役時代から数々の作品で輝きを放つ女優、鈴木梨央(17)が登場だ。上演中の「るろうに剣心 京都編」ではミュージカルに初挑戦し、新境地を開拓。5歳のときからブレることなく大好きな芝居に向き合い、女優として〝深化〟を続ける若手注目株の素顔に迫った。(ペン・宮越大輔、カメラ・斉藤佳憲)
■芦田愛菜ちゃんの演技に衝撃 愛らしい笑顔と高い表現力で子役時代から人気の梨央ちゃんが、演技派女優への階段を着実に上っている。
「るろうに剣心―」(東京・IHIステージアラウンド東京、24日まで)では、主演の小池徹平(36)扮する剣心が道中で出会うくノ一・巻町操役を繊細に体現。
ミュージカルは初挑戦で、歌手活動の経験はあるものの「歌い方が違うし、芝居の感情を乗せつつ歌うのことも難しいです」と吐露。それでもアクションにも挑むなど日々演技の幅を広げており、「毎日違った自分を見られるのは楽しい」と充実の笑みを浮かべる。
芝居との出会いは5歳。日本テレビ系ドラマ「Mother」(2010年)で同い年の芦田愛菜(17)の演技に衝撃を受け、芸能界へ。13年にはNHK大河ドラマ「八重の桜」で八重(綾瀬はるか)の幼少期を演じて注目を集め、多数の作品を彩ってきた。
■共演者からの呼び名が変化 現在は高校3年。共演者からの呼び名が「『梨央ちゃん』から『鈴木さん』に変わってきた」と明かし、「不思議な感覚です。『梨央ちゃん』でいいんですけどね」と照れ笑い。子役時代は監督の指示を実践することが多かったというが、「だんだんと自分の意思を伝える場面が多くなってきて、もう子供じゃないんだなと思いました」と成長を実感している。
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