日本中学校体育連盟(中体連)は3日、東京都内で理事会を開き、2023年度から全国中学校体育大会(全中)に総合型地域スポーツクラブなど民間団体所属の選手が出場できるよう、緩和した参加条件を決めた。各都道府県の中体連に加盟するか認定を受けることに加え、スポーツ庁の運動部活動のガイドラインを順守していることなどを求める。
現在は加盟校単位での出場が原則。少子化や教員の負担軽減を踏まえた運動部活動の民間移行に向け、スポーツ庁とも協議しながら要件緩和へ検討を重ねてきた。
条件では、民間団体と在籍中学校の両方からの大会参加は認めない。加盟費の扱いは各都道府県中体連の判断に委ねるとした。最終的な文言の調整を経て、全国に通知する。